入試、卒業式、修了式を終えて年度末です。今年度、学校の中の仕事は進路指導担当でしたが来年度は教務です。そこそこ重要な仕事ですから、あと3年で定年退職(退職しても働くでしょうけどホントは働きたくないないない)のジジイじゃなくてもっと若い人にやらせた方がいいのにねぇ。小規模校故にそんなに頭数がないので、まあ仕方ないでしょう。できれば担任をやりたいのですが、それこそジジイがしゃしゃり出ない方がいいな、多分。
さて、卒業制作。以前投稿したように材料を作るための治具まででっちあげました。全員で力を合わせて作れるもの、ってことで、治具を使って切り出した木のブロックを貼り合わせて階段の階数表示板を作りました。
階数表示板、学校が荒れていた時期に壊されてしまっていました。それを誰かが紙と木で作って塗装、ちょっと見はプラ製に見えるようなものを作って貼ってありました。それはそれでなかなか高度な工作でしたが、なんせ20年以上も前からあるのでさすがに痛みが酷くなってました。卒業記念として新調するにはいい機会かもしれません。
縦横380mm、厚さは台座と合わせて30mm。結構な重さもあり、振り回すと凶器になりますので振り回さないように。文字の部分は最初は抜いたままにしようと思ったのですが、それじゃあオモシロクないので、色をつけた紙粘土を詰めさせました。なるべく収縮の少ない製品を使いましたが、多少の隙間は仕方がないです。これ自体取り外しできるように金具で留めてあるので、修理等はいつでも可能です。全面にサンダーかけてツルツルにしてもいいかもしれません。
卒業式の後は会場の片付けをして入学式の準備も同時に行いました。
とある学級でステージ正面の飾り付けをしたのですが、担当の先生が用事があって早退していて最後のチェックがされないまま生徒がやってしまいました……。
い、一生懸命やったんだろうことは分かるのですが、入学式にこれではちょっとマズいんでないかい…??
自分の担当でも何でもないのでお節介野郎とは思いつつ、担任に「オレがやり直すぞ、と言ってたと伝えてくれ。こっちで時間作って指導して作業させるから。」と話しました。
するとよくしたもので、「みんなならもっといいのが作れる、って先生が言ってたと伝えときました。」とのこと。なかなかうまい説得の仕方ですな。実際、どの生徒も真面目に一生懸命やってくれました。
使える時間は2時間(100分)プラス放課後40分くらいです。
材料はポリスチレンの断熱材(水色のやつ)、1820×910。どこにでもあるヤツです。なにせ時間がないので、フォントを選ばせて実物大に拡大印刷、断熱材に乗せてペンでなぞって転写、カッターでどんどん切り出しました。
塗装は普通の缶スプレーです。水性は乾燥に時間がかかるので却下。そのままだと溶かしてしまい大変なことになるので、表面をシワを寄せたアルミ箔で覆って保護します。見た目にも変化がついてちょうどよろしいですな。
臭いし体に悪いので塗装は私が請け負いました。
……ということで、完成です。「夢」の字で縦900mm弱の大きさです。年度で大掃除や後片付けがある中、140分で作った割には上出来ですね。
私 「色は青と黄色にする!」
生徒「何でですか??」
私 「見たことないか、この配色。」
生徒「あ!」
そうです。ウクライナの国旗の色です。応援の気持ちも込めて……。
後は壁へどうやって取り付けるかですが、それは春休み中に考えましょう。
う~ん、そもそもの仕事をロクにしないで、なんか工作ばかりやってるなあ。
工作する人だから工作員…??違うか(^^ゞ
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- 2022/03/27(日) 23:47:56|
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